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建築探訪『富山県美術館(内藤廣建築設計事務所)2017年』@富山県富山市

  • 執筆者の写真: 園家 悠司
    園家 悠司
  • 2023年3月29日
  • 読了時間: 1分

3000m級の立山連峰と最大震度1200m(深海)の富山湾に挟まれた富山平野は春に雪どけ水が一気に山を駆け下りてきます。距離の割に高低差が大きいため、激流で水が温まることなく海に注ぎます。そのため、夏場に田んぼの脇にある湧水を飲むと本当に冷たいのです。

立山連峰は藍色の壁のように見え、富山湾も深海のため深い藍色をしています。これほど透明でヒヤッとした低温の清涼感の強い空気で充満した地域は他にはないだろうと思う程です。ミネラル豊富で綺麗な水のおかげで、富山は米も魚も至高です。しかしながら北陸でも夏の猛暑がいよいよ厳しさを増し気候の変化を感じます。

「瑞々しく澄んでいる」という富山の景観に富山県美術館はとてもよく準じている建築のように思います。

中に入ると学校のようであり、幾つかの箱が空間を構成している現代的な公共建築という印象で、特に外観の静謐さはとても美しさと粗暴ではない重厚感を感じました。これは必見です。

もし自分がまだ子供だったら、屋上のトランポリンの丘で飛び跳ねたかったと羨ましく思って見ておりました。



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