top of page
検索

形旅『水田と藤』@茨城県笠間市

  • 執筆者の写真: 園家 悠司
    園家 悠司
  • 2023年4月23日
  • 読了時間: 1分

昨日、東北の旅から戻ってきました。東北はちょうど今が桜の見頃という所もあり、山を越える際はまだちらほらと雪も残っていました。福島、宮城、山形、東北(中南部)の諸々はまた日を改めて。


一週間ぶりの笠間はもう桜の季節はとうにすぎ、夏に向けての下準備に入った様子です。田んぼには水が引かれ始め、蛇が起き出し、蛙が鳴き、森も緑の色が深くなってきました。濃い緑色の中に淡い紫色の藤が見られます。葛藤(かっとう)の「藤」、つる植物のクズやフジが木に巻き付き鬱陶しい様子が心のモヤモヤを表現するのに使われた言葉ですね。高速道路など走っていると脇に生えている木々に絡み付いて森の見栄えを悪くするものではありますが、この季節ばかりは山のそこかしこに現れる薄紫色がとても綺麗です。


散歩の途中、カエルの鳴き声と田植え前の水田に藤が映っている景色をちゃんと見たのは実は今年が初めてのような気がして、じーと辺りを眺めていました。これまでだって見てはいたのでしょうが、あまり気にも止めず過ぎていたのだと思います。期せずしてハッとさせられた、春と初夏の間の風景でした。



ree

ree

ree

ree

ree

ree

ree

ree

ree

ree

 
 
 

コメント


bottom of page