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形旅『荒神 伊吹山』@滋賀県 琵琶湖東方

  • 執筆者の写真: 園家 悠司
    園家 悠司
  • 2023年3月25日
  • 読了時間: 1分

東西の境がどこかと考えた時、伊吹山がこれに当たるかもしもれません。関ヶ原が眼下に広がり、敦賀からの南北ルート、中山道(東西ルート)が集まる場所、関西への入口にあたります。

伊吹山には東西を分けた見方があるようで、かの山神は《延喜式》に曰く,近江国坂田郡伊夫岐神(西:滋賀県)と美濃国不破郡伊福岐神(東:岐阜県)の二座に分かれており、中央政権よりそれぞれ位が与えられていたそうです。

太平洋側気候とされる琵琶湖周辺にあって、伊吹山は冬季には日本海側からの季節風「伊吹おろし」があり、山頂部は極めて多雪です。神話に出てくる伊吹山の山神が白い大猪であるのは、お椀型の山頂に深く雪が積もっているからなのかなと想像してしまいます。山を挟んで気候や文化圏の違いがあることから、「荒神の山」として伝わっているのかもしれません。

ちなみに、気象庁が定めた西日本・東日本の境もちょうど伊吹山を通るそうです。



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