形旅『華厳ノ滝(マスクの一反木綿)』@栃木県日光市
- 園家 悠司

- 2023年3月23日
- 読了時間: 1分
落差97mの日本三名瀑のひとつである華厳ノ滝は、海抜1269m(日本一高い位置にある天然湖)の中禅寺湖より流れ落ちる日本でも屈指の観光地です。そこで木に引っかかっている白いマスクをしばしば見かけました。
アマビエが流行る一方で、大衆的には実は一反木綿がコロナの代名詞ではないだろうかと思うのです。一反木綿を調べると北は佐渡、東北から南は九州まで全国に記録が残っているらしいことがわかりました。夕方に現れて、人の顔や首に巻きつき窒息させたりするそうな。
夕暮れ時、急な冷え込みに悪寒を感じるとともに咳やくしゃみなどして病へ向かう者あれば、その時風に舞った布切れを疫病と結び付けて見てしまう気持ちは分からなくはありません。
事(こと)の輪郭が発生するのはまさにこういった状況によるのかもしれませんね。







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