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形旅『赤薙山(霧降高原)』@栃木県日光国立公園

  • 執筆者の写真: 園家 悠司
    園家 悠司
  • 2023年3月28日
  • 読了時間: 1分

霧降高原から天空回廊という1445段の一直線の階段を登ると小丸山に到着します。冬季は雪のせいで足場が悪くその先に行くのは少々憚られるその先に、表日光連山の東端「赤薙山」があります。標高は2010m、さらにその先の赤薙山奥社跡は2203mを越えて、女峰山(2483m)へと続きます。

赤薙山奥社は中禅寺湖畔に鎮座する日光二荒山神社の摂末社であり少彦名命(スクナヒコナノミコト)が祭神でした。

この『少彦名命』は、『古事記』では少名毘古那神(スクナビコナノカミ)と呼ばれ、海をガガイモの実の船に乗って渡ってきた小人神とあります。ガガイモは朝鮮や中国に生えているそうで、当時の渡来人のことではないかと思われます。またこのエピソードから御伽草子の一寸法師のルーツとも考えられています。

日本に渡った後、出雲の大国主命の国造りに協力して全国を回ったためか、全国に少彦名命を祭神とする神社が残っています。



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