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形旅『雨引観音』@茨城県桜川市

  • 執筆者の写真: 園家 悠司
    園家 悠司
  • 2023年3月30日
  • 読了時間: 1分

筑波山の北方10kmに位置する雨引山の中腹に楽法寺はあります。

821年、嵯峨天皇の頃、国中を大旱魃が襲いました。降雨を祈るため写経をここの寺へ納めたところ、大雨が降ったそうです。そこから雨引山と定められたそうです。愛称は雨引観音です。

雨引観音では"孔雀"が放し飼いにされており、美しい羽を持つ孔雀は子孫繁栄の象徴として古くから知られています。当山御本尊の延命観世音菩薩もまた安産子育・厄除延命のご利益があるとされています。

筑波山周辺は福島から南下してくる低山郡の最南端地域であり、茨城県=旧国名常陸国(ヒタチノクニ=日の登る国)として、東方太平洋を望む地域に位置づけられてきました。親鸞聖人で知られる稲田御坊もまた隣市の笠間市にあり、これはまた別の機会にご紹介させていただきたいと思います。



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